オリンピックと国費 〜メダルって多い方がいいんですか?〜
ども。オリンピックなんてカケラもみれてないんですけど、ちょっと疑問がむくむくしてきたので。むくむく。
んー、何にむくむくしているかといいますと、そもそも最初に思ったのが、オリンピックには沢山の国費がかかっている。ということです。
日本の冬季オリンピックの強化費は、先進諸国の中でもかなり少ないということは報道されていますよね。
それなのに、国民は選手にメダルの期待をし、取れなかったらバッシングが少なからず起こる。"まるでブラック企業だ"と、為末さんが言い放ったのは記憶に新しいですよね。
そこで思ったんですけれども、そもそも、メダルを取るってそんなに偉いことなのでしょうか?
オリンピックは、選手たちが国の代表として、いわば国を背負って戦います。
"お国のために"ではないですけど、実際それぐらいの勢いで戦っている国も中にはあるでしょう。(某独裁国家とかね。メダルが取れたか取れないかで天国か地獄とか言われてますよね)
日本人は愛国心に薄い国ですから、外国に比べたらこういった意識は薄いかもしれないです。でも、周りがそのくらいの意識なら、やはりそれなりにそういった考えは持ちますよね。
で、"お国のために"戦うのならば、当然、勝利=国家の勝利になりますよね。
つまり、メダルの数でその国がどれだけ強いか、ということになり、それは"国力がどれだけ世界で強いのか"ということに繋がってきてしまうのですよね。
恐ろしいオリンピック。。。
実際に、メダルの獲得数を見てみると、ロンドン五輪で最多獲得数だったのは米国、続くのが中国、英国、ロシア、韓国となります。ちなみに、日本は11位です。
強化費では最高額がドイツ。続くのが米国、中国、英国、韓国、という順番にのります。
(ドイツは置いといて…)
このシンクロ率からして、強化費用とメダル数の関係は明らかですよね。
お金をかけて、メダルを沢山とる。
それが、国力の証になる。
古代オリンピアから続く由緒ある大会の本質はこれですよね。
その証を世界に示したいがために、お金をかける、出来ることならお金をかけずに示したい、これニッポン。
でも、そこで思うんですよ。
たかがスポーツで取ったメダルの数がそんなにエラいかっ!
ってね。
いや、わかりますよ。たかがスポーツじゃないことも。表彰台の真ん中の大切さも。 私は味わったことないですから尚のことね。
でもさあ、そこに金かけて見栄張るよりも、なんか別のとこにかけて世界にどやっ!てした方が良いのではないですかね。
確かに、オリンピックという分かりやすい舞台でドヤるのは国としては簡単なアピール方法ですよね。
でも、それをやってるのは選手たちなわけで、毎日まいにち血反吐はくくらいの練習をして、ご飯が食べれないくらいの重圧を背負って、で結果が出なければ容赦無くマスコミに叩かれる。
もし、今回の真央ちゃんがフリーでも調子が出なかったらと考えると可哀想を通り越してゾッしますよね。彼女の置かれるであろう状況を考えると。
そんな重いものをたった1人に背負わせるより、何か別な所でお役人さん達が頑張るのが筋なのではないでしょうかね。
まあ、オリンピックの重要性もわかるんですけど…
まとめると、国費をかけてないのならそんなに期待をしない、というかオリンピックの位置付けが世界的に高すぎるよ、そんなんで国力競ってどうすんの?
ってお話。
アディオス!